屋敷配置:狭山丘陵山麓の集落には一定の決まりがない。敷地は右下(南)が里、左上(北)に山側の緩い斜面地。屋敷地中央北寄りに入母屋茅葺の主屋が平入りで南向きに位置している。ぐね(生垣)南側中央の腕木門から入ると左(西)側直ぐに蔵がある。蔵は平入りで、桁行き3間×梁間2間半の2階建て。砂川新田に現存する築80年程の蔵を実測復元した。蔵に向かい(東側)合って納屋(作業小屋)を配置。納屋は桁行き6間×梁間2間半。この地域の古い納屋をモチーフに里山教室に利用できる形にした。以上は、この地域の一般的な配置である。主屋北側は利用の為の維持施設である。主屋に接して茅葺屋根用の消火設備・水槽、及び利用者の為の便所、足洗い場、煮焚き場を持った付属棟を配置。北東隅の小さな納屋は農機具置場である。
透視図1
鈴木啓二/建築設計社のホームページ
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