屋根は叉首(さす)と呼ばれる登り梁で組み上げられる。上屋梁の上にのせた上屋桁(緑色の一番上の横材)まで上屋柱のホゾを突き通して桁を固め、その内側の上屋梁に穴を掘り込んで叉首尻を斜めに掛け渡す。叉首は頂点で延ばして交差させ、棟の垂れを防ぐため2間くらいの間隔で棟束を立てる。棟木はその上に架け渡す。木の構造体としてはこれだけで寂しいが、この上に茅下地の竹組が一面に縛り付けられる。
軸組み透視図8 南側姿図
鈴木啓二/建築設計社のホームページ
 トップページへ 次、トップページへ図リストに戻る