店舗併用住宅
↑ショーウインド


←店舗外観


↓2階居室

店舗:雑貨カフェ ニッペス
敷地は井の頭公園に近く、用途地域は最も厳しい第一種低層住居専用地域で、建築法規では店舗規模に制限があるため、1階が店舗、2階は住宅、という兼用住宅になっている。建築主が自ら経営する輸入雑貨店で、北欧風の外観が要望であったため、外壁は防火処理をした天然木の下見板張りになっている。1階は庭園に面したお店で7.5坪の広さ、2階はワンルームの住宅で屋根裏に倉庫がある。屋根裏へは狭い階段を上る。今回の建替え工事に当たり、解体した昭和初期の住宅から床板、框、床柱を保存しており、それを記念として利用することになり、屋根裏の一部に低い天井で2畳の茶室を設けた。平面構成と広さは利休好みといわれる妙喜庵待庵を参照した。庭も既存の庭園を積極的に活かし、一部手を加えて和風庭園の面影を残している。


↑ 1階輸入雑貨店
↑屋根裏茶室 ↑店のコーヒー
↑商品

↑商品
作品24-2 店舗併用住宅ニッペス
鈴木啓二/建築設計社のホームページ
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