鈴木啓二/建築設計社のホームページ
アンコール遺跡
ワットとトム

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アンコール・トムはアンコール・ワットの直ぐ北にあり、周囲に環濠と分厚い城壁を持った都城である。ワットは一つの寺院が環濠で囲まれているのに比べ、トムは王城をそっくり収容する大きな建造物で、城壁の長さが一辺3km、王宮、王宮前広場、閲兵テラス、寺院ほか付属施設が配置されている。(城壁内の面積は東京で言えば中央区位の広さがある)バイヨン寺院はアンコールワット竣工後に完成しているが、都城全体はワット建設より遥か以前から作り始めていた。3km角の縦軸、横軸に道路が通っているが、その交点にバイヨン寺院がある。トム全体が東向きに構成されているので、バイヨン寺院も正面は東向きである。(ワットの西向きはアンコール遺跡では特殊な配置である)