1.耐火パネル取り付け:伝統的工法では2の写真から工程が始まるが、当工事では防火の為、左官壁の外側に木部と完全に縁を切るように耐火パネルを取り付けた。 2.竹小舞組み:40ミリφほどの丸竹を。縦、横に組み、塗り厚の大きな塗り壁の繋ぎに、竹の交差部に縄を結び付け垂らしておく。 3.わらを混ぜ、よくこねてダンゴ状にした荒木田土を下から順次竹に強く打ち付けて隙間の無いように積み上げる。縄は均等に土の表面に引き出しておいてから、押込むように塗り込んでいく。
4.躯体の形が整ったら、上に重ねる土と接着力を高める為に、鏝でハの字の溝模様を入れていく。。 5.乾燥を待つ。 6.中塗り仕上げ:細かくしたわらと、砂を混ぜた練り土を使う。下部に砂、上部に灰を入れ、炉縁を嵌めれば出来上がり。
左官工事:いろり
鈴木啓二/建築設計社のホームページ
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