1.練り土を突き固め底を作った上に、円筒形の型枠を設置。焚口を耐火性のある石で組む(ここでは伊豆石)
2.型枠に藁を巻き外側に玉石、古瓦を練り込みながら、荒木田土をだんご状にして強く打ちつけていく。隙間が出来ないように手や足でよく押し付ける。含水量を調整しながら、指や手の平で叩き、伸ばして土を盛っていくが、水を着け過ぎるとひび割れが起き、もろくなる。 3.藁を返して土の中に練りこんでいる。 4.焚き口の石に端部を緊結し、藁縄で巻き上げる。
5.躯体完成 6.外側の形が整えられた所で、心棒を抜き、内側を整える。藁を練り込みながら下塗りをして更に形を整える。 7.下塗り作業中。出来る限り通風をなくす。 8.上塗り完成。上塗り後は徐々に適度の通風を与え、塗り面の乾燥をはかる。
左官工事:かまど
鈴木啓二/建築設計社のホームページ
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