実施工程表
@2011年11月末に工事契約を締結。
A12月中旬:現場作業開始
12月末まで、足場仮設工事完了。同期間中に茅材の下拵え。
B年末年始に搬入茅材の検査。(社会的要請もあり、放射能検査も行った)
C1月16日、茅葺作業員、現場乗り込み。
D1月17日、茅材第1便搬入。
翌日より、苔下し。
E1月19日より、差茅開始。差茅期間中は、長い束で搬入された材を差し茅用に短い束に加工作業を平行に行う。
F差茅の工事範囲は水切り茅から上が対象。先ず軒先の水切茅の差茅から始める。 各段毎に隅部や蓑こうなど端部を固めてから平場に移る。腐朽が酷い茅は抜取り、腐朽が軽い茅は引き出して腐朽部分を刈取る。間隙部や緩み部に切り茅を差込んみ、ガンキで叩いて屋根の勾配に合わせていく。これを順次繰り返し、軒先から棟まで葺き上げていく。
G全てのヒラ面が棟まで葺き上がったら棟造りに取り掛る。3月4日より棟解体開始。棟の茅は傷みが早く、水切りトタンから上部は全て作り直し。
Hマルキ積開始:3月7日、コヌキ施工開始:3月11日、杉皮被せ:3月12日、簾竹ヒシギ取付:3月13日、天竹取付:3月14日、棟完成。
I棟完成後、上部より足場を外しながら刈込仕上げを行う。鳥害(カラス)予防に、銅亀甲網掛けをして、3月22日茅葺工事完了。
J清掃、仮設撤去、産廃搬出して3月30日、全工事完了。
■工程表から見るべきこと
@作業員の休日は土曜・日曜ではありません。差茅工法は素屋根を掛けずに出来る事がメリットであるが、雨天は工事が出来ない。
お天気欄の雨天日、
1月22日
2月7日
2月14日
2月23日
3月9日
3月10日
3月17日
は親方以外は全休である。
1月20日
1月21日
1月24日
2月29日
の降雪日は茅葺作業は休日である。しかし、厚く雪が積もると屋根面に取付けた足場丸太が邪魔で雪掻きに大変な労力が必要になるので、降雪日は毎日、雪掻きを行う。時間が空くと下小屋で茅材加工を行う。
A茅葺作業は作業員5人で雨天日も含め67日間、全工数は265人・日であった。 |
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