タタキの架構は梁間4間半、桁行き3間(7尺間なので長さ21尺)の広さを、梁間桁行きとも一本材で組込んでいる。この為、屋根からの荷重を上手く分散して下部の柱に伝達し、全体の柱で支える構造になっている。一本の柱に過重に架かる事が無く、また逆に一本くらいが腐っても隣の柱が支えるので崩れない構造になっているのである。ただし、大黒柱とその周囲の柱は最終的に架けている柱で、これがだめになると家が崩れてしまうため、腐りづらく太い材を選んでいる。
軸組み透視図4 だいどころ見上げ
鈴木啓二/建築設計社のホームページ
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