山吹町会山車蔵
↓計画概要
この建物・土地は町民共有による唯一の不動産である。町会所有の備品や山車などを収納する。既存の建物は昭和30年代の建物で、15uほどの石造平家で屋根を抜いて鉄骨でお神楽に増床していた。老朽化により建替えが必要になり、併せて町民の寄合所も増設する事となった。意匠は用途が山車蔵で改築前建物も蔵造りであったことから、蔵様式を採用した。一番強い設計条件がローコストであった事から軟弱地盤の上に最大限軽量の構造とし、外壁耐火が必要であった為、石膏ボード下地板金張りとした。前面道路が複雑で道路斜線が厳しかったが、形態を単純にするため天空率で、シンプルな3階建てとして構造も安定的で、コストも低廉性を追求した。
作品6-7/山吹町会山車蔵
鈴木啓二/建築設計社のホームページ
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