鈴木啓二/建築設計社のホームページ

27.二間の開口に架けた中引き梁。伸子梁、上梁、上屋桁と重なる。手前は南側下屋桁。
←左から延びる下段の梁は伸子梁。染物の伸子のように柱の内側に梁が入り、ホゾで柱に当って突張っている。柱天端は上梁にホゾで突き刺し巾止めされているので、上にむくった伸子梁は屋根荷重で下がることにより全ての仕口を密着させ安定する。
28.下屋桁の交差部と下屋桁の継ぎ手

29.台所下屋部分:伸子梁が下屋柱まで延びているところ。手前は北側下屋桁。

30.下屋部分:右上は上屋桁。左下は下屋桁。

31.おとこ部屋北側中引き梁

32.だいどころ下屋部分

33.床柱上部架構

→梁を何段にも(4段)重ねることによって屋根荷重をそれぞれの柱に分散して掛けている。一つの柱の変形が大きくなると、他の柱がその分を負担するシステムである。
35.台所:中引き梁、伸子梁、上梁の重なり
34.二枚ホゾ、一枚ホゾ鼻栓止め
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